アメリカに来てから料理を頑張り始めた駐在妻の「平日おうちごはん」の記録と、「日々の小話」です。
こんにちは。今回は、アリゾナのフラッグスタッフにある「ウパトキ国定公園」のギフトショップで買ったホピ族のレシピ本のなかから、とうもろこし料理「Fresh Corn Rolls (Nakviki) 」に挑戦してみました。
Memo:
今年のやりたいことリスト100の「29. 献立のレパートリーを増やす」にチャレンジ中。

主にアリゾナ北部の先住民族である「ホピ族」に伝わる料理だそうです。新しいとうもろこし料理を試したい方や、異文化体験をしたい方におすすめです。
※ブログ内では、翻訳した内容でご紹介します。詳しくは、参考にした書籍『Hopi Cookery』をご覧ください。
ホピ族に伝わるレシピ「Nakviki」に挑戦!
ウパトキ国定公園のギフトショップでホピ族の料理本『Hopi Cookery』を購入しました。私もまだ全部は読めていないのですが、彼らの食文化についてのお話や豆料理や小麦料理、チリ料理、お肉料理などたくさんのレシピが載っています。
今回は、数あるレシピのなかから、材料がシンプルなとうもろこ料理「Fresh Corn Rolls (Nakviki) 」に挑戦しました。とうもろこしは、ホピ族にとって神聖なもので、料理だけでなく儀式にも使われていたそうです。本を読み進めると、とうもろこしを使ったレシピが最も多く掲載されていたことからも大切さを感じました。

ホピ族にとってとうもろこしは「命」のように大事とされていたのだとか。日本人にとっての米のような存在でしょうか。
ネットで写真を見つけられなかった「Nakviki」
本には写真がなく、最初はなかなかイメージがつきませんでした。まずは、“Nakviki”をネットで探しても一枚も写真が見つからず、「一体どんな料理なんだろう・・・」と、想像しながら作ることになりました。

「Fresh Corn Rolls」では似たような料理が出てきました。とうもろこしがよく獲れる地域では、似たような料理が作られていたことが分かります。
材料は、塩ととうもろこしだけ!

レシピ通りの材料はこちら!
- 6 ears fresh tender corn / 新鮮で柔らかいトウモロコシ 6本
- 1 teaspoon salt, if desired / お好みで、塩小さじ1
二人分なので、実際は「とうもろこしを2本と塩を少々」を用意しました。

とうもろこしの皮で包むため、皮付きのとうもろこしをスーパーで買いました。(なくても大丈夫です◎)
用意しておくもの
包丁やまな板、スプーンなど基本のもの以外で、用意しておくものはこちらです。
- マフィン用カップ ※焼く時に使用するため
- オーブンを325°F(約160℃)に温めておく
- アルミホイル
- ブレンダー
※本では、hand meat grinder(細かい歯のひき肉機)の使用が推奨されていました。

ホピ族に伝わるとうもろこし料理「Nakviki」を作ってみよう!
下準備としては、とうもろこしの皮を洗って乾かしておくことと、オーブンを325°F(約160℃)に温めておく必要があります。
以下、工程をまとめるとこの通り。
- とうもろこしの実をそぎ落とす
- とうもろこしをブレンダーで細かくすり潰す
- 塩で味付けをする
- とうもろこしの皮で包む
- オーブンで30分ほど焼く
ここからは、工程を一つずつ、写真と振り返ります。
下準備:とうもろこしの皮は、お皿として使うので取っておく

まずは、下準備として皮を慎重に取り除きます。とうもろこしを皮付きで買ったのは久しぶりです。
Memo:
皮がない場合はベイキング用のカップを使用したり、ドロップクッキーのようにスプーンですくったものをアルミホイルに落として焼いても問題ないと思います。

皮ととうもろこしの実が、きれいに別々になりました。

皮は1枚1枚洗って、水気を拭き取っておきます。

コツがあったのかもしれませんが、少し丸まりやすかったです。
①とうもろこしの実をそぎ落とす

実をそぎ落とす
包丁などで芯から実をそぎ落とします。その際、芯に残っている旨味(トウモロコシのミルク)もできるだけ削ぎ取るようにしてください。
まずは、包丁で芯から実をそぎ落とします。上のヘタを残しておいたので、やりやすかったです。


スプーンで取る方法もあるそうです♪そちらの方が安全かもしれませんね。
②とうもろこしをブレンダーで細かくすり潰す

細かくすり潰す
ハンドミキサーやひき肉機(細かい刃)を使って、トウモロコシをすり潰します。
※電気ミキサー(ブレンダー)でも代用できますが、水分とデンプンが分離しやすくなるため、その場合は使う前によくかき混ぜてください。
ブレンダーで、様子を見ながらとうもろこしの実をすりつぶします。
Memo:
ブレンダー使用時は、水分とデンプンが分離しやすくなるため、その場合は使う前によくかき混ぜることとの注意書きあり。
③塩で味付けをする

味付け
塩を加え、全体をよく混ぜ合わせます。
レシピ通りの量だと、とうもろこし6本に対して小さじ1杯程度。今回は2本に対して、なんとなく塩を8振り程度(小さじ1/2程度?)しておきました。

これだけでも、少し甘〜い匂いがしてきました♪
④とうもろこしの皮で包む

皮で包む
洗っておいたトウモロコシの皮に、すり潰した生地を大さじ1杯程度のせます。
皮の左端、右端の順に内側へ折りたたみ、最後に下の尖った部分を中央に向かって上へ折り曲げます(上部は開いた状態になります)。
洗っておいたとうもろこしの皮を開いて、生地をのせ、包みます。


左右の皮を折りたたんで、下の方を少しだけ上方向に折りたたみます。

この折り方はレシピ通りです。ただ、皮が丸まりやすく少し難しかったです。時間に余裕があれば、皮を平らにして重しを置いて少し時間を置くといいかもしれません。
とうもろこしの皮に載せるだけでもOKだった!

丸まりやすい皮では折りたたむのが難しかったので、中央に生地を載せただけのものをいくつか焼いてみましたが、これも結構いい感じにできました。(出来上がりはこちら)
⑤オーブンで30分ほど焼く

型に並べる
ロールケーキ用などの底が浅い角型(天板)に、包んだ生地の開いている方を上にして、立てるようにして並べます。
オーブンで焼く
あらかじめ約160℃(325°F)に温めておいたオーブンで30分間、またはトウモロコシの生地がしっかりと固まるまで焼き上げます。
皮に包んだ生地を、開いている方を上にして、マフィン用のシリコンカップに立てて並べ、約160℃に温めておいたオーブンで約30分焼きます。

開いている方は、アルミホイルに並べて焼きました。

様子を見ながら、焦げそうでしたら、上にアルミホイルをかけてもいいかもしれません。
完成!シチューやスープのお供に♪そのままおやつとしても◎

完成です!オーブンを開けただけで、とうもろこしの甘い匂いが漂ってきて幸せな気持ちになります。写真がなかったので、見た目の完成度は分かりませんが、味はおいしくできたと思います。
皮の上の方は薄いこともあって、焦げやすいようです。中身は全く焦げてないので問題ないですが、気になる方はアルミホイルをかけてもいいかもしれません。

個人的には、開いている方が見た目が好きかもしれません。なかなかいい感じに焼けているのではないでしょうか。
コーンブレッドのように、シチューやスープ、ローストミート(肉料理)に添えて温かいうちにお召し上がりください。
とうもろこしの自然の甘みをいただいて、幸福度UP

今回は、ホピ族に伝わるとうもろこし料理「Fresh Corn Rolls (Nakviki) 」にチャレンジしてみました。材料はとうもろこしと塩だけのシンプル料理ですが、とうもろこしの天然の甘さをいただけて幸せな気持ちになれました。食感は、やや固めのオートミールのような感じで、パクパク食べられます。今回は主食のようにサラダやシチューとあわせて食べてみましたが、これ単体でおやつとしてもおいしくいただける気がします。
他のレシピの中には、素人では再現不能な「狩り」から始めるものもありました。これはただのレシピ本というより、歴史や文化を学べる本だと言えます。先の時代を生きた人たちが、さまざまな食材や調理法を試し、時には失敗もしながら得た大切な知識を今、当たり前のように使っていることに改めて感謝しました。
今年やりたいことリスト100の「29. 献立のレパートリーを増やす」だけでなく、「12.ホピ族の歴史に触れる旅へ行く」をウパトキ国定公園の流れから達成に近づくことができて嬉しいです。

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