2026年春、アリゾナ州のフラッグスタッフで1泊2日の小旅行を楽しんできました。前回は、その旅中で夜ご飯と朝ごはんを食べたレストランをご紹介しました。
二日目の朝は、モーニングを食べた後にWupatki National Monument / ウパトキ国定公園へ行きました。なんと古くは13,000年前から、主に1,100年から1,200年代にかけて先住民族の方が生活し文化を築いてきた場所だそうです。ホピ族やズニ族など、アメリカ南西部の先住民族の歴史に触れることができます。
※ウパトキはウパキと表現されることもありますが、以下ウパトキとします。

フラッグスタッフはフェニックスよりは気温が低い地域ですが、夏は暑さ対策に気をつけてお出かけください♪
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
夏に訪れる方へ
アリゾナの夏は厳しく、短時間の外出でも熱中症になる恐れがあります。観光の際は、飲み水を多めに持参してこまめに水分補給を行い、帽子・サングラス・日焼け止めなどで紫外線対策も忘れずに。体調を最優先に、無理のないスケジュールで楽しんでください。
目次がありますので、必要なところだけご覧ください
Wupatki National Monument

Wupatki National Monument / ウパトキ国定公園
※以下、Wupatki Visitor Center
・住所:25137 Loop Rd, Flagstaff, AZ 86004
・営業時間:
ビジターセンター
9:00~17:00
ウパトキ国定公園となっている地域には、13,000年以上前から人々が暮らしてきました。1100年代初頭には、ウパトキ・プエブロから半径80キロメートル以内に約2,000人が居住していました。彼らは交流し、協力し合い、繁栄し、交易を行っていましたが、1200年代半ばに長期にわたる干ばつと移住に関する強い文化的意識が、人々を他の地域へと移住させることになりました。過去数世紀にわたり、多くの異なる集団がこの土地を利用してきました。現在、13の異なる部族が、ウパトキ国定公園内の地域を文化的に重要な場所として公式に認めています。ここは、重要な祖先の土地なのです。
https://nps.gov/wupa/learn/historyculture/people.htm
ウパトキ国定公園では、約900年前に栄えたホピ族やズニ族など、プエブロ諸民族と総称される先住民文化や歴史を学ぶことができます。今もなお、多くの先住民にとって祖先ゆかりの大切な場所として管理され、受け継がれています。
公園のサインから、ビジターセンターまでが遠い

ウパトキ国定公園のビジターセンターは、ナショナル・モニュメントのサインから更に20分ほど走ったところにあります。

到着したものの「全然遺跡がない…」「ここで合ってるのか?」と不安になるほど、広い敷地です。
ウォルナット・キャニオンもおすすめ
フラッグスタッフには同じく、ウォルナット・キャニオンという先住民族が暮らしを築いた場所がありますが、こちらは崖のようなところで、トレイルを歩くのにも45分から1時間ほどかかります。

ウパトキ国定公園には階段はありますが、ほぼ平地なのでウォルナット・キャニオンより「見やすい」です。
より歴史を学びたい方は、見どころも多いウォルナット・キャニオンも合わせて行かれるのがおすすめです♪場所による居住スタイルの違いを感じるのも楽しいです。
入場料・駐車場について

入場ゲートはありませんが、駐車料金を支払う必要があります。ビジターセンターで自家用車用のパス(25ドル)を購入しました。オンラインで買うこともできます。

フラッグスタッフにあるウォルナットキャニオンとサンセット・クレーターと合わせて入場できるパスもあります♪
ビジターセンターについて

まずは、Wupatki Visitor Center / ウパトキ国定公園のビジターセンターへ。中にはギフトショップと、歴史や文化を学べるスペースがあり、整備されたお手洗いもここにあります。
お土産をチェックしてみた!

ビジターセンター内のギフトショップには、ウパトキ公園のグッズからアリゾナのお土産まで、いろいろなものが並んでいます。

私が興味を持ったのは、先住民族の歴史や文化を学べる本コーナーです。グランドキャニオンにある、ホピ・ハウスで買ったホピ族についての本も発見!

私は今回、ホピ族に伝わる料理本を購入しました。現代で再現するのは難しいレシピも多かったですが、一つの料理に挑戦してみましたので、またご紹介します。

料理から歴史を学ぶのも楽しいですよね。
「ウパトキ」とは何なのか?

「ウパトキ」とはどういう意味なのか?分からなかったのですが、ビジターセンターに答えがありました。語源は、ホピ語だったそうです。

「ウパ(長い)」と「キ(切る)」は、ある出来事を指すホピ族の言葉である。
この地に住んでいた当時、ホピ族の先祖たちは無責任な振る舞いをしていた。そこで、彼らの指導者は、儀式の中で(文字通り「長いもの」を切るという)行為を行い、人々の退廃と罪から目覚めさせようとした。
考古学者たちは、この地にある最大のプエブロを誤って「ウパトキ」と名付け、「高い家」と解釈してしまった。
ウパトキについてネットで調べると、ビジターセンターの展示では、従来広く紹介されてきた「背の高い家」という解釈とは異なる説明が紹介されていました。「ウパ(長い)」と「キ(切る)」というある逸話(上の引用をご覧ください)が隠れた言葉だったそうです。
ウパトキ国定公園の見どころ|約30分で歩けるトレイル

ビジターセンターのすぐ横にあるトレイルは、ゆっくり回っても30分ほどで回ることができます。スタート地点から眺めるだけでも、美しい草原の中に赤レンガの住居や広場が広がっており、ここに文化があったことが分かります。

6月時点ですでに日差しが強く感じたので、これからの季節は特にご注意ください♪

こちらはメインのプエブロ遺跡です。公式サイトによると、もともとは、4階建てで100以上の部屋があったそうです。ここでは様々な出自の民族が集まって暮らし、持っている知識や技術をシェアしていたのだとか。

入り口がきれいに残っているところもあります。歴史的な建造物が大切に残されていることが分かります。

ただの瓦礫の集まりに見えますが、ここはどうやらゴミ捨て場だったそうです。ゴミからも、食べていたものや文化が学べるということでそのままになっています。

大きな円形の部屋が特徴的ですが、一つは儀式や集会に使われていたとされており、奥のさらに大きい方は儀式はもちろん、ボールコート(球技場)や排水路、そしてマルシェの会場として使われていたそうです。

当時から、ターコイズや陶器、織物などをここで交換していたんですね。
天然の通気口に驚き

アリゾナの砂漠地帯に自然の噴気孔があることに驚きます。風穴に手を当ててみると、思ったより強い風が吹いていて驚きます。その速さは、なんと時速48kmなのだとか。
これを何に利用していたかは解明されていないようですが、それぞれの部族で名前を持っており、貴重なものとして扱われていたことが分かるそうです。ホピ語では、風の家と呼ばれているのだとか。
Feel the air above this blowhole. Is the earth breathing in or out?
この噴気孔の上の空気を感じてみてください。地球は息を吸い込んでいるのでしょうか、それとも吐き出しているのでしょうか?

私は「吐き出している」と感じました。皆さんは、どうでしょうか?
見逃した遺跡もいっぱい・・・

ビジターセンターでもらった地図も持ってはいたのですが、まだまだあった見どころを見逃していました。

見逃すこと、多いねぇ・・・。
初めに来るときに確認していた、入り口近くにあった遺跡を見に行こうと車を走らせたのですが、他の道を行ってしまっており、サンセット・クレーターに辿り着いてしまったのです。間違えたことに気が付きましたが、暑かったので諦めました。
Memo:
公園内には、ウパトキ・プエブロ以外にも、あと3つの遺跡があります。
Wupatki Pueblo: ウパトキ・プエブロ
Wukoki Pueblo: ウコキ・プエブロ
Nalakihu and Citadel Pueblos: ナラキフとシタデル・プエブロ
Lomaki and Box Canyon Pueblos:ロマキとボックス・キャニオン・プエブロ
たどり着いたのは、サンセット・クレーター

私たちはたままた辿り着き、今回は通り過ぎただけですが、ウォルナット・キャニオンやウパトキとあわせて巡りたいフラッグスタッフの国定公園が、「サンセット・クレーター」です。

もともとは、ホピ族の先祖である考古学で「シナグア文化」と呼ばれる人々やプエブロ諸民族につながる人々がここに住居を構えていたそうですが、約1,000年前に火山が起こる前にあった地震で危険を予知し、避難されたとされているそうです。そして、その後移動したのがウォルナット・キャニオンやウパトキだったそうです。

ウォルナット・キャニオンに行った時はこのような歴史は知りませんでした。少しずつですが、私のなかで歴史が繋がってきたように感じます。
フラッグスタッフで、ホピ族の歴史を感じる旅

今回ご紹介したのは、アリゾナの国定公園の一つであるWupatki National Monument / ウパトキ国定公園です。現代も先住民族の子孫にとっては大事な場所として考えられているそうで、当時の暮らしの様子がイメージできるほど丁寧に保存された遺跡でした。
アリゾナ観光に来られる方で、スケジュールに余裕があれば、フラッグスタッフのウパトキ国定公園、ウォルナット・キャニオン、サンセット・クレーターを巡るのもおすすめです。

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