実は、2023年にアメリカに引っ越してきて1週間後に、初めての風邪をひきました。知らない土地でのいきなりの体調不良は、今振り返っても心細かったです。
慣れない環境で暮らし始める駐在員の方やそのご家族の方、留学生の方など、渡米そうそう風邪を引かれる方も多いと思います。そう思い、2023年に下書きしていたものを書き直しました。
今回は主に、アメリカで市販のトローチを試した個人的な感想やコロナ罹患時に病院でおすすめされた薬などをご紹介します。
アメリカの病院の話・皮膚トラブルについてはこちら
本記事は個人の体験に基づいた内容です。薬の使用や受診については、必ず医師や専門家にご相談ください。

個人的な感想が参考になれば幸いです。
目次がありますので、必要なところだけご覧ください
アメリカで初めて風邪をひいた話

2023年夏、初めてアメリカで風邪を引いた話を振り返ります。
アメリカに到着して1週間後の体の変化
アメリカに到着して1週間が経った頃、風邪のような症状が現れました。
最初は、日本からの長いフライトでの疲れや新しい環境でのストレスが原因だろうと思い、日本から持参した葛根湯で乗り切ろうとしました。
休むどころか「病は気から」と謎の根性論で、掃除や荷解きなどをほぼ休憩なく全力でこなした結果、とうとう発熱……
はじめは、平熱が少し上がった37度前後で体がだるい程度でしたが、熱は上がったり下がったりしながら最高で39度まで上がりました。

数年ぶりの高熱、ほんっとーーーに辛かったです。

疲れたときは素直に休もうね…
アメリカでの風邪のなおし方

聞いた話では、アメリカでは風邪を引いたぐらいでは病院に行かないらしい。

えっ、そうなの?
Chat GPTに聞いてみた

アメリカでは風邪を引いても病院に行かないの?
アメリカでは、風邪や軽い症状の場合、通院せずに自宅で療養することが一般的です。
風邪の症状が軽い場合や、通院が必要なほどの深刻な状態でない限り、多くの人は自分で市販の薬を購入して症状を和らげたり、家庭での療養を選ぶことがあります。
アメリカでは、医療費が高額であるため、軽い風邪などの通院が必要のない症状に対して、多くの人が自己判断や自己ケアを行います。
ただし、症状が悪化するか、他の健康上の懸念がある場合には医療機関を受診することが一般的です。
そもそもアメリカでは、薬局でも強い成分の薬が買えることも大きな理由の一つかもしれません。(あとで紹介しますが、実は2024年にコロナに罹患したときも病院で市販の薬を勧められました。)

でも、無理は禁物!
今回の症状
今回の症状は以下の通りです。
- 倦怠感
- 発熱
- 鼻水
- 軽い咳
- 喉の痛み
今回一番長引いたのは「喉の痛み」でした。ひどいときにはつばを飲み込むこともできず、寝られないほどでした。
最初は日本から持ってきていたマヌカハニーやのど飴をなめたり、スースーするジェルを喉に塗ったりしていました。
マヌカハニーには抗炎症作用や抗菌作用があるそうですが、自然のもので速攻性があるというわけではないため痛みは続いていました。

(即効性がある方が不自然なのかも…?)

マヌカハニーは予防として日々取り入れたい!
トローチに含まれていた衝撃の成分

喉の痛みが長引く私の様子を見て、夫が買ってきてくれたものがあります。
最初はアメリカの医薬品などを口にすることを躊躇っていたのですが、寝られないことが辛くて試してみることにしました。
今回試したものはこちらです。
- トローチ
- スプレー
トローチ

Memo:
・Vicks VapoCool Sore Throat Lozenges,16CT
薬局で買うことができるトローチです。(真ん中は元々空いています。)
日本から持ってきた喉に塗るジェルと同じく、「日本でもお馴染みのヴィックスだ! 」と安心して一粒口に入れるとあら不思議……。
「めっちゃ効くぅううううう!!!」喉からスッと痛みが消えたというか、痛かったことさえ忘れているような不思議な感覚でした。
なんでこんなにいいものが日本にないのだろう、ん?なんか胃カメラを思い出す……などと、ぼんやりしながら思っていました。
落ち着いてから調べてみたところ、アメリカの市販のトローチには麻酔成分が入っていることが分かりました。

胃カメラの麻酔だ!なるほど!

パッケージに書いとるがな!

そうなんです。実は、パッケージに分かりやすく書かれていました。英語力がちょっと……。特に海外生活では、パッケージに書かれていることや注意書きをよく読むことが大事ですね。
パッケージに書かれているベンゾカイン(Benzocaine)とは、局所麻酔薬の一種で、日本ではアミノ安息香酸エチルという名前で知られているようです。このトローチは、12歳以下は使用不可のようです。
日本の市販のトローチで使用されているものを見たことはないように思います。
使用は慎重に
確かに一瞬で痛みを忘れることができましたが、効果は一時的なものです。
問題がなければいいのですが、体に負担がかかる恐れもあるので、よく考えて使用した方がいいと感じています。
スプレー

Memo:
・Chloraseptic Sore Throat Spray
こちらも薬局で買える喉のスプレーです。
こちらもトローチと同様に、パッケージに「麻痺」という単語が書いてありました。ですが、こちらはベンゾカインは使用されておらず、3歳から使用できるそうです。
喉にスプレーすると確かに少し痺れるような感覚になりますが、こちらの方が早めに元通りの感覚が戻ってくるような気がします。
アメリカでは危険とされている日本のものも…
日本では認められていない成分や分量がアメリカでは使用されていることがよくありますが、その逆もあります。
日系スーパーで、日本でよく使われている有名な化粧品に、警告シールが貼られていたのを見たときに実感しました。
国によって認められている基準が違うため、病院や専門家に相談することはもちろん、最後は自分で考えて使用しないといけないと感じています。
余談

ここからは風邪になったときの話、余談です。
日本から持ってきてよかった!熱さまシート
Memo:
・冷凍庫用 熱さまシート ストロング
頭痛や風邪のときは、日本から持ってきた熱さまシートが役に立っています。冷凍庫で冷やすタイプは、本当にパッケージ通りキンキンに冷えます!

冷たすぎて使えない方もいるかもしれません。
コロナになったとき、医師にすすめられた薬

Memo:
・DayQuil NyQuil
CVSで17.49ドル
実は2024年夏には、アメリカでコロナ陽性になり、その時はさすがに病院へ行きました。
すでに熱が落ち着いてから病院に行ったこともありましたが、病院で言われたことは「水を飲んで、よく寝て、市販の薬を飲めばOK!」でした。
医師におすすめされた薬が、デイキルナイキルです。CVSで買いました。かなり粒が大きいし、色も緑とオレンジで最初はびっくりしましたが、気のせいかもしれませんがすぐに回復できたように思います……。

まずは病院へ行ってみてね♪
胃カメラを思い出すトローチにはご注意を
次回からは医薬品で、特に口に入れるものはよく確認してからにしようと思います。
もし今まさに風邪をひいている方が、この記事を見てくださっていたら、「どうぞお大事に」辛いですよね。
風邪ぐらいでは病院に行かないのがアメリカの普通ではありますが、「風邪だと思っていたら違った」ということもあるかもしれないので、私も様子を見ながら考えていきたいと思います。

早く良くなりますように。
THANK YOU