前回は、私のヨガの先生であるMasayoさんが代表を務めるBija Yoga RoomとLINEスタンプをご紹介いたしました。
今回はMasayoさんと京都でお会いした際に、嵐山で香り付きの扇子を買った思い出です。
偶然にもその日、Masayoさんに映画『国宝』を勧めていただき、翌日には映画館へ。『国宝』は、噂通り最高。ミーハーな私は「扇子を買ってよかった」と感じたのでした。映画を観た方には、この気持ちが伝われば嬉しい……。
扇子は、映画『国宝』を観た方にはもちろん、海外在住者の一時帰国のお土産としてもおすすめです。今回お店の方に使い方を教えていただき、扇子用の香料も購入しましたので、ご紹介いたします。

『国宝』は映画館でぜひ!
京都の人気ホテルROKU KYOTOで宿泊した思い出はこちら!
※営業時間等の最新情報は、公式サイト等をご確認ください。祝日は変更になる場合があります。
扇子司 伊藤常 嵐山店

扇子司 伊藤常 嵐山店
・住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町20−38
嵐電嵐山本線「嵐山」駅下車 徒歩1分
・営業時間:9:45~17:45
私が「扇子がほしい」とつぶやいたところ、Masayoさんがそっと探してくれていたのが、伊藤常さんです。

ありがとうございます!
明治44年に開業し、100年以上続いている歴史ある扇子専門店。本店は清水五条にありますが、今回は嵐山店を訪れました。
ありがたい写真撮影用のレンタル扇子

Rental fans(Japanese Folding Fans)
The fan shop “Itotsune” in Arashiyama rents out fans for photo shoots. You can use these fans to take Japanese-style photos in Kyoto.
さすが観光地である嵐山にあるお店です。店内のいたるところにインバウンドの観光客の方に向けた英語の表記があり、店頭には写真撮影用の扇子がいくつか置いてありました。
観光客にとっては、なんともありがたいサービス!お店にとっても、扇子に興味を持ってもらえるいいきっかけになりますね。
ピンからキリまである扇子

Memo:
・白檀扇/5寸
¥55.000(税込)
ピンからキリまで、さまざまな扇子がありました。店内を全て見ることはできなかったのですが、オンラインショップで見ると安いものでは千円台から、そして高いものでは受注生産の18万円超えの高級飾り扇子がありました。
私が目を惹かれたのは、白檀の扇子。私は実家でも白檀の線香を使っているのですが、本物の木を使っている扇子はいい香りなんだろうな……。こちら、5万円超えでした。

いつかこの扇子が似合うマダムになりたい。
「ピン」ときた扇子との出逢い

私はもともと香り付きの扇子を探していたのですが、店員の方によると香り付きは「紙」の扇子だけだそうです。初めて知りました。
ピンからキリまである中で、私は「ほどよい」扇子を探すことに。もちろん気に入ったものがいいけど、高すぎるものは気軽に使えなくなってしまうからです。余談ですが、白いパンツも汚れるのが嫌でなかなか履けません……。
一つ一つ広げては閉じるなかで「ピン!」ときたのが、こちら。メインの絵柄はトランプの“クイーン”。そのまわりにトランプのマークがパラパラとあしらわれた、ハイカラで遊び心のある扇子です。

Memo:
・京扇子 変わり色骨/クイーン
¥4.070(税込)
ちなみに「キング」もありました。オンラインでは、残念ながらクイーンを見つかりませんでした。

扇子豆知識

お店で見るだけだとあまり分からなかったのですが、扇子には本当に多くの種類があるようです。紙か布か、女性用か男性用か、日常使いのものから日本舞踊に使う舞扇子まで、そして季節を限定するようなものもありました。
私が扇子を選んでいたときも、お店の方が丁寧に教えてくださいました。分からない場合は、素直にいろいろ聞いてみるのが良さそうです。
扇子を大事にするために必要な「扇子袋」

「扇子袋もありますよ」と教えてくださってチラッと見ると、千円ほどで買える素敵な扇子袋が並んでいました。色とりどりの袋がありましたが、私は扇子にあわせてシックな扇子袋を購入。

Memo:
・扇子7.5寸用 男女兼用扇子袋チリメン
¥990(税込)
今思えば、大事な扇子がカバンの中で濡れたり汚れたりしたら悲し過ぎます……。扇子袋はセットで買ってよかったと思いました。


おすすめしてくださってありがとうございます。
香り付き扇子のための!「専用香料」

Memo:
・京の和雑貨 扇子専用香料[扇子香料/伽羅]
¥1,100(税込)

はじめに「見本は香りが薄いかもしれません」と説明していただいたので、やっぱり時が経つと香りはなくなっていくのか……と思っていたら、扇子用の香料をおすすめしてくださいました。

写真上の黄色の破線辺りの、「裏側の紙と扇骨の境目辺り」に綿棒やティッシュなどで薄っらと香料を塗ると香りが戻るそうです。
「1滴で十分」だと伺ってはいたのですが、付けた瞬間はそれほど感じないのですが、徐々に染み込んで本当に強い香りがするようになります。公共の場での使用には気をつけながら、使いたいと思います。
『国宝』を見て、扇子が欲しくなっていませんか…

『国宝』を観て扇子が欲しくなった方、いらっしゃるのではないでしょうか。その気持ち、分かります。映画の中でも扇子を使った印象的なシーンが、私のなかで少なくとも二つはありました。(映画『国宝』で登場する扇子が「舞扇子」でしょうか?)
映画を観る前日にたまたま扇子を買っていた、そんなちょっとしたセレンディピティ的なものを感じてしまいました。きっとあの日買わなくても、映画を観たあとに欲しくなっていたことでしょう……。(和風なものにしてもよかったとは思いましたが。笑)
嵐山へ行かれる方はぜひ覗いてみてください。次回は、京都の嵐山で食べたかき氷の思い出をお届けします。

念願の香り付き扇子、大事にします♪
THANK YOU