2025年8月下旬、三重県にある志摩スペイン村・伊勢神宮へ行ってきました。前回は、宿泊したホテル志摩スペイン村を紹介しました。
今回は、2日目に訪れた伊勢神宮参拝編。伊勢神宮に到着してから、約3時間の観光を楽しんだ思い出です。

1泊2日の旅全体の流れは、旅プラン編をご覧ください。
一部重複しているところもあります。
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
目次がありますので、必要なところだけご覧ください
伊勢神宮に行く前に…

初めての場所に行くときも、ほとんど調べずに行ってしまう私ですが…今回は流石に調べました。「伊勢神宮の回り方」で調べると、ブログやyoutubeがヒットします。
①「伊勢神宮」公式サイトでモデルコースをチェック
なんと、公式サイトに伊勢神宮の回り方、モデルコースが掲載されていました。外宮は30分・60分コース、内宮は60分、90分コースがあります。
「なんか回り方のルールがあるらしい」という浅い知識しかなかったのですが、外宮(げくう)を先に回るのが本来の回り方だそうです。
なぜ外宮から参拝するのか神宮の祭典は「外宮先祭」といって、まず外宮で祭儀が行われるならわしがあります。豊受大御神は天照大御神の御饌都神(食事を司る神)ですので、内宮の祭儀に先だって御饌都神にお食事を奉るのです。祭典の順序にならい、参拝も外宮から内宮の順にお参りするのがならわしです。
https://www.isejingu.or.jp/visit/course/geku.html
②小銭を用意しておく

伊勢神宮・内宮前には、コインロッカーが用意されています。外宮→内宮と回ってから帰るので、内宮に預ける方が便利です。
1泊2日旅プラン編でも書きましたが、両替機の設置はありません。ロッカー近くの受付のようなところで、「コインロッカー用」の両替は受け付けてくださいます。

ただ、コインロッカー以外にも、お賽銭用としての小銭が必要なので、事前に必要な小銭を要しておくとスムーズかと思います。
余談:奥が深い伊勢神宮…

なんとかモデルコースだけは調べて行きましたが、伊勢神宮は歴史のある場所ゆえ、奥が深いです。
例えば、「水遊びしてる人がいるな」と思っていた五十鈴川ですが、どうやらここは手水舎と同じくお清めのできる場所だったそうです。
行く前に見たかった…!神社ソムリエ佐々木優太さんのyoutubeが勉強になりました。全部書くとネタバレが過ぎますが…ちょっとだけご紹介します。
- 伊勢神宮には鈴がない(神様がずっといるから)
- 伊勢神宮にはおみくじがない(来れたことが吉日)
へぇ へぇ へぇ…!確かにそうかも、知らなかったということばかりです。

日本のこともまだまだ知らないことがいっぱい…!
外宮参拝

外宮参拝スタートです。

火除橋を渡り、手水舎で手と口を清めたら正宮へ。

天照⼤御神のお⾷事を司る神
https://www.isejingu.or.jp/about/geku/shogu.html
「豊受⼤御神」をお祀りする正宮、
正式には「豊受⼤神宮」
外宮の正式名称は「豊受大神宮」だそうです。先は写真撮影不可でしたが、儀式が行われる場所でもあり、厳かな雰囲気が漂っています。

二十年に一度、社殿と
https://www.isejingu.or.jp/sengu/
神宝を新調して大御神に
お遷り願う神宮最大の神事
「空き地があるな」と思っていたら、20年に一度「遷宮」と言って、宮を造り替えて祈りを捧げる祭りをするそうです。次回は、令和15年に行われます。

この日、とても暑かったのですが木々に囲まれた参道は少し涼しかったです。お参りをしながら森林浴も楽しめます。
外宮参拝(30分)モデルコース
- 火除橋
- ⼿⽔舎(てみずしゃ)
- 正宮 豊受大神宮(とようけだいじんぐう)
- 古殿地(こでんち)
- 三ツ石(みついし)
- 別宮 多賀宮(たかのみや)
- 別宮 土宮(つちのみや)
- 別宮 風宮(かぜのみや)
- 外宮神楽殿
30分のモデルコースを回りました。順番通りには行けませんでしたが、30分で全て回ることができたと思います。
念願の赤福氷を食べてみた

内宮近くのおかげ横丁にある赤福が有名だそうですが、外宮を出たところにある赤福が空いていたのでそこで休憩することに。

Memo:
・赤福氷 800円
念願の赤福氷です!「ボリュームがあるから、2人で1個でいいよ」とホテルスペイン村の方に聞いていましたが、やっぱり1人1個です。

想像と違ったのは、「赤福そのもの」が中に入っていると思っていたのですが、あんこと餅は別々でした。食べ辛いものだと想定していたのですが、食べやすいようになっているのですね。
内宮参拝

外宮から市バスで移動し、内宮へ。正宮へお参りする前に、瀧祭神へ行くはずが見逃したようです…。

まわりゃんせを使うと、市バスが無料です。

皇室の御祖神であり国⺠の総⽒神
https://www.isejingu.or.jp/about/naiku/shogu.html
「天照⼤御神」をお祀りする正宮、
正式には「皇⼤神宮」
内宮の正式名称は「皇⼤神宮」だそうです。
先ほど紹介した佐々木優太さんが、好井まさおさんのyoutubeで話されていた(20:40)話です。
Memo:
ある日、天(天照⼤御神が)から神が降りてきて、天皇である孫にお米と「自分を写した鏡」を渡して地を治めるように言った。
しかし、当時の日本では、相変わらず食糧難や疫病で人々は苦しんでいた。
神様が宿った鏡と、人間である自分が一緒にいない方がいいのではないかと考えた。
そこから、鏡と天皇をなるべく離すように、いい場所が見つかるまで親戚の女性に鏡と旅させた。
伊勢の場所が見つかるまで、100年ぐらいかかったと言われているそう。
この逸話から、近年まで天皇はあまり参拝に上がることはないそうです。

神宮の大きな杉にパワーをもらったり、

神馬(しんめ)と言われる馬に癒されたり、

とにかく杉や池など自然豊かな伊勢神宮は歩いているだけで、心が落ち着くような気がします。
「おかげ参り」でお守りをお土産に

「おかげ参り」には諸説ありますが、一つ有名な逸話がご主人の代わりに伊勢神宮を参拝した忠犬「おかげ犬」。私も家族や周りの皆さんの平和を願ってきました。

お守りを4つ購入したら、紙袋に入れてもらえました。デザインが素敵です。

何気ない日常を送れることが幸せです。どうかこの日が続きますように。
疲れたら参集殿で休憩を

内宮は広いこともあって結構歩くので、暑い夏の参拝は大変です。涼しい参集殿で、椅子に座って休憩します。

無料で冷水が飲めるのもありがたいです。

現天皇陛下が即位された際の、御親謁の儀(しんえつのぎ)の写真が飾られています。
内宮参拝(60分)モデルコース
- 宇治橋
- ⼿⽔舎・御⼿洗場
- 瀧祭神(たきまつりのかみ)
- 正宮 皇大神宮(こうたいじんぐう)
- 御稲御倉(みしねのみくら)
- 別宮 荒祭宮(あらまつりのみや)
- 別宮 ⾵⽇祈宮(かざひのみのみや)
- 内宮神楽殿
- 参集殿(さんしゅうでん)
60分のモデルコースを回りました。振り返ってみたら、ところどころ見落としてしまったところもあったのでまたお参りしたいです。
次回、おかげ横丁・お土産編

伊勢神宮参拝編をご覧いただき、ありがとうございます。ちょっとした事前調査をしたものの…、やはり帰ってきてから気づくことが多いのも、私個人的には旅の醍醐味。「また行きたい」と思わせてくれる奥が深い伊勢神宮です。
次回は、おかげ横丁・お土産編をご紹介!よろしかったら、ご覧ください。

またお参りできますように。
THANK YOU