国立公園である化石の森と、メテオクレーターに1泊2日で行ってきました。夫婦で「行こう行こう」と言いつつ、なかなか行けてなかったのですが・・・、真夏になる前に行けてよかったです。
今回は、Petrified Forest National Park / 化石の森での思い出を振り返ります。基本情報や気になるお手洗いやおすすめのスポットのご紹介をいたします。よろしかったらご覧ください。

インスタグラムもご覧いただけたら嬉しいです。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください(訪問時の情報です)
目次がありますので、必要なところだけご覧ください
化石の森 基本情報

Petrified Forest National Park
・住所:Petrified Forest National Park, 1 Park Road, P.O. Box 2217, Petrified Forest, AZ 86028,
・時間:
▶︎午前8時~午後5時
※南北のゲートが閉まる時間は入り口でご確認ください。感謝祭・クリスマスは閉園。
・入場料(一般入場料):
▶︎自家用車:25ドル・7日間有効
※現金は使えませんのでご注意ください。
アメリカのアリゾナ州にある化石の森国立公園は、珪化木(けいかぼく)と呼ばれる木の化石が多数見られることで有名な場所です。珪化木とは2億年(!)以上前の木が、火山灰に含まれる二酸化ケイ素によって石化したものがそうで、美しい色や模様が特徴です。
化石の森国立公園では、巨大な珪化木やペトログリフと呼ばれる石に刻まれた絵など、古の自然の姿を間近に感じることができます。ナショナルパークの中で、唯一ルート66の一部が境界線内にある公園だそうです。
入り口は南北に2つある

化石の森国立公園は、南北に長いルートで繋がっています。そのため、入り口は南と北に一つずつあります。入り口のピンがGoogle Mapにないようだったので、目安になる場所をメモしておきます。

「レインボー・フォレスト博物館」を目指してペトラファイド・フォレスト・ロードを北へ進むと、数分で南入り口が見えてきます。
▶︎Rainbow Forest Museum (虹の森博物館)
「化石の森国立公園ビジターセンター」側にあるのが、北入り口です。
▶︎Painted Desert Visitor Center(化石の森国立公園ビジターセンター)
こちらの方が広く、メインゲートのようです。
入場料を支払ったときのレシートは捨てないで
ちなみに、南から化石の森国立公園ビジターセンターへ行こうとすると、一度ゲートを出ることになります。トイレ休憩で利用する場合など、その後再入場することになりますのでレシートが必要です。
駐車場について

ホワイトサンズに行かれたことがある方はイメージしやすいと思いますが、見るべきスポットがいくつかあり、スポットごとに駐車場があります。
入り口でもらえる地図にはキャンピングカーやRV車が停められない場所が記されています。私たちが行った時は大丈夫でしたが、駐車スペースが狭い場所もありますので、混雑状況によっては停められないかもしれません。
マップ・お手洗いについて

入り口で地図をもらえるのですが、レインボー・フォレスト博物館にあるビジターセンターには日本語の地図もありました。これは、北入り口に近いペインテッド砂漠ビジターセンターにもあるのではないかと思います。

地図でお手洗い情報を確認できます。お手洗いがある場所は以下の通り。
- レインボー・フォレスト博物館(南)
- ペインテッド砂漠ビジターセンター(北)
- ペインテッド博物館(北)
- Hozho Point(北)
- Puerco Pueblo(中間)
レインボー・フォレスト博物館やペインテッド砂漠ビジターセンターには、手洗い場もあるトイレがあります。
南北に長い道の途中、Puerco Puebloというポイントにもトイレがありました。こちらは、いわゆるぼっとん便所で、手洗い場はありません。(消毒液は置いてありました)ちなみに、このポイントは南北の入り口からちょうど車で20〜30分走ったところにあります。
①Route 66

有名な国道66号線がかつて園内を横切っていた場所に1932年のスチュードベーカー車が鎮座
Petrified Forest National Park Mapより
MAPでは④のRoute 66です。過去にルート66の一部が通っていた国立公園は、化石の森だけだそうです。ちょっとレアですね。

1926年から1958年まで、ルート66を走って石化した森を観光客が観に来たそうです。

ここにあるベンチも車っぽくてかわいい!

②NewsPaper Rock

展望地点から650個以上のペトログリフを見下ろす。中には2000年前のものも。
National Park Mapより
MAPでは⑥のNewsPaper Rockです。ペドロクリフトは簡単に言うと、先住民が岩に描いた絵です。当時は意味がある文字として使われていたかもしれません。

私は目が悪いこともあって、肉眼では見えませんでした。望遠鏡を通すと月や太陽や人だとわかる絵を見つけることができました。

アップにしたものがこちらです。2000年前のものが残っているなんてすごい。
③Blue Mesa

1マイル(1.6km)の散策道を歩いたり、1周4マイル(6.4km)の道路をドライブしたりして色鮮やかな地形を探検。
Petrified Forest National Park Mapより
MAPでは⑦のBlue Mesaです。ここは少しメインから外れたところにあり、車でも一周まわることができます。でも・・・!時間に余裕があれば、ぜひトレイルを歩いてみてください。青みがかった不思議な地形を見ることができます。

道はきれいに整備されていますが、いきなり急な坂を下っていきます。ちなみに、帰りはここを上がって戻ります。

坂を下りていくと、「マーベルに出てくるどこかの星みたい」な異世界感が広がっています。粘土鉱物が猫砂に向いているらしい・・・!
ブルー・メサの心に残った瞬間をインスタグラムに載せていますので、よろしかったらご覧ください。
④Jasper Forest

珪化木が密集するエリアのパノラマを。
Petrified Forest National Park Mapより
MAPでは⑨のJasper Forestです。1983年と2013年に撮影された同じ場所の写真がありましたが、ほぼ変わらない状態で保護されているのが分かりました。

丸太の珪化木があり、ここに腰掛けて写真を撮っている方が多かったです。百年前にも座っていた人がいるのかもしれませんね。
⑤Crystal Forest

1周0.75マイル(1.2km)の整備された散策道に、水晶結晶と一緒にたくさんの珪化木が輝く。
Petrified Forest National Park Mapより
MAPでは⑩Crystal Forestです。どれか一つだけおすすめを決めるとしたら、間違いなくこちらです!

1.2kmほどの短めのトレイルですが、名前の通り、水晶のように輝く珪化木がそこら中にごろっごろ転がっています。

少し遠めの写真ですが、丸太の珪化木が切れたバターに見えるものもあったり、

色鮮やかな珪化木もあったり・・・、いろんな種類の珪化木を見つけるのが楽しいです。
ギフトショップでお土産とアイスをGET

北側のペインテッド砂漠ビジターセンターのギフトショップへ行きました。珪化木をイメージとしたお土産はもちろん、ルート66グッズやネイティブアメリカンのジュエリーなどが売っていました。

最近、「旅先でマグネットを買う」という趣味を始めました。国立公園のマグネットはレア感があります。今回購入したマグネットの写真は最後に載せています。

ギフトショップの奥には軽食が食べられる売店やトイレもありました。半日以上滞在する時は、ここで軽食を食べられます。私たちはアイス休憩を。
行ってみて分かったこと
ここからは「化石の森」に行ってみて分かったことを振り返ります。
すべてのポイントを見るなら半日はかかる
私たちは私たちはこれまで紹介したスポットを、4時間で回りました。これでもまだ行けなかった場所があります。
すべてのポイントを「見る」なら、半日は見ておいたほうがよさそうです。化石の森を「味わう」には、1日かかるかもしれません。許可は必要ですが、無料で荒野エリアでのキャンプができるそうです。
珪化木エリアは南側
「化石の森」としてイメージするのは、珪化木ですが、クリスタル・フォレストやジャスパー・フォレストなど南側エリアに集中しています。
南北のゲート間は、車で約45分かかる
南北のゲート間は、車で約45分かかるそうです。夕方に訪れる場合は、ゲートが閉まる時間に注意が必要です。
ちなみに、入場時点でこの日のゲートが閉まる時間が19時と聞いていました。(ビジターセンターやお手洗いは17時には閉まっていたようです。)
トレイルにある看板には「19:30までには車に戻って!」と案内があったので、ちょっとした猶予はあるのかもしれません。
ブルー・メサとクリスタル・フォレストで感動体験を♪

これから行かれる方へ特におすすめなのは、ブルー・メサとクリスタル・フォレストのトレイルコースです。やはり化石の森といえば、珪化木。それも遠くで見るのと近くで見るのでは、感動度が違います。
正直、私たち夫婦は化石の森について「国立公園にしては、ちょっと地味なのかも・・・」と思っていたのですが、トレイルで壮大な景色に出逢い、神秘的な珪化木を見ることができ、行ってよかったランキング上位の場所となりました。

熱中症にはお気をつけください。

次回は、メテオクレーターをご紹介します。
THANK YOU