占いはお好きですか? 去年から雑誌で、ネットで、youtubeで・・・「冥王星水瓶座時代」という言葉をよく見かけるようになりました。
占星術的には、今後約20年は冥王星が水瓶座にとどまり、自由や個性、テクノロジーが時代のテーマとなり、価値観や社会のしくみが大きく変わっていくと言われています。

太陽星座水瓶座なので嬉しい!
今回ご紹介するのは、なんと・・・その冥王星が発見された場所、Lowell Observatory / ローウェル天文台です。アリゾナにあることは知っていたのですが、この度やっと行くことができました。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください(訪問時の情報です)
目次がありますので、必要なところだけご覧ください
ローウェル天文台 基本情報

Lowell Observatory / ローウェル天文台
・住所:1400 W Mars Hill Rd, Flagstaff, AZ 86001
・時間:
▶︎月曜・水曜・木曜→12:00~22:00
▶︎金曜から日曜→12:00~23:00
※火曜日は閉館
感謝祭・クリスマスイブ・クリスマス・元旦は閉館。
・入場料(一般入場料):
▶︎6〜17歳→20ドル
▶︎18〜54歳→35ドル
▶︎55歳以上→30ドル
※詳しくは公式サイトをご覧ください。
1930年にクライド・トンボーが冥王星を発見し、その約20年前にVM・スライファーが宇宙の膨張を初めて発見したのもこの地でした。
https://lowell.edu/discover/about-us/
ローウェル天文台は、1894年にパーシバル・ローウェルによってアリゾナ州フラッグスタッフに設立され、冥王星が発見された場所として有名な歴史ある天文台です。
プログラムの時間は要チェック

自由に見られる展示の他に、さまざまなプログラムが用意されています。事前に興味があるものの開始時間をチェックしておくほうが良さそうです。
私たちは19時頃に行ったので、シアターでのプログラムはほぼ終わってしまっていました・・・残念。
チケットは事前購入がおすすめ

アップグレードした体験(ダーク スカイ プラネタリウムのレーザー ガイドによる星空観察ショーへのアクセスを含む)をご希望の場合は、わずか 5 ドル追加で一般入場プラスの料金をお支払いください。
https://lowell.edu/experiences/strange-new-worlds/
私が「これだけは行きたい」と思っていたプログラムが、屋外での星空観察ショーです。席に限りがあるため、事前予約がおすすめです。
他にも「プライベートグループ星空観察」や「ローウェル・ディスカバリー望遠鏡ツアー」など事前予約が可能なプログラムがあります。
駐車場・お手洗いについて

駐車場も広く館内には複数お手洗いがあり、困ることはありません。屋外の展示も多いですが、外にもお手洗いがありました。
余談ですが、私たちが行ったときは男女ともにお手洗いのペーパータオルが空のままでした。

ポケットティッシュがあってよかった。
カフェについて
私たちは今回利用していませんが、カフェもあります。興味深いプログラムが多いローウェル天文台で長時間滞在する場合は、こちらで休憩することもできます。
滞在時間について

私たちが到着したのは19時過ぎで、22時前までの3時間ほどローウェル天文台にいました。
それでも回れなかったところがあったので、多くの展示やプログラムをじっくり味わうにはもっと時間が必要かと思います。
行ってよかった!天然のプラネタリウム

こちらにも書きましたが、今回はThe Dark Sky Planetarium show / 星空観察ショーに参加するのがメインでした。土曜日の夜だったこともあって、席はほぼ満席。私たちは20:30の回に参加しました。
おすすめポイントは、こちらです。
- フラッグスタッフ星空を眺め、天然のプラネタリウムを楽しめる
- 座席はヒーター付きで心地よい
※ヒーターは自分でON/OFF可能 - 英語があまり分からなくても、星空に囲まれている時間が素敵な思い出に

座席は早いもの順で決まっていきます。頭上の星空全てが会場なので、どこの席に座っても楽しめると思いますが、ガイドが使うモニターをよく見たければ前の方が良いかもしれません。

開始前は「こんなに空が明るいのに大丈夫だろうか」と思っていたのですが、20:50頃には空が真っ暗になり、ふと上を見るとそこには満天の星空が広がっていました。
数年前に四国の山で見た天然の星空も忘れられないのですが、こちらは座席も暖かく心地よい椅子で見ることができいい思い出になりました。

アリゾナ在住の方は、ぜひ天気のいい日に訪れてください♪
ローウェル天文台 見どころ

ローウェル天文台は、屋内外に魅力的な展示やプログラムが用意されています。その中でも、私が実際に行ってみて「見どころ」と感じたところをいくつかご紹介します。
冥王星発見!名付け親に出逢った「Pluto Dome」

ローウェル天文台の象徴ともなっているPluto Dome / プルート・ドームにあるのが、Pluto Discovery Telescope という冥王星を発見した望遠鏡です。
1930 年 2 月 18 日、天文台助手クライド・トンボーがガラスネガのセットを検査し、後に冥王星と名付けられる天体を初めて観測しました。
https://lowell.edu/discover/telescopes-exhibits/pluto-discovery-telescope/

ローウェルの死後、彼の意志を継いだトンボーが変わらない日々の繰り返しの中で見つけた冥王星です。発見時はどんな気持ちだったのか、想像もできません。

1階には自由に見られる展示があり、2階に望遠鏡が置いてあります。

驚きだったことは、PLUTOと名付けたのがヴェネティア・バーニーという少女だったことです。冥界の神が由来だそうです。

占星術でも冥王星は「破壊と再生」を意味するね!
最新望遠鏡で空を覗いてみよう!「Open Deck Observatory」

Open Deck Observatory / オープンデッキ天文台には、最新の望遠鏡があり、日没から閉館まで訪れることができます。

実際に望遠鏡を覗かせてもらうこともできました。すでに星に焦点を当ててくれているので、覗くだけで光り輝く鮮明な星を見ることができます。
夜は散歩するだけで楽しい♪

天体観測の邪魔にならないように、夜間もホワイトのライトは点きません。懐中電灯も禁止されています。

地面に塗られた蛍光塗料のおかげで道が光っています。暗闇で光った道は天の川みたいで綺麗でした。

いいカメラで撮っていないのが残念ですが・・・。

天然の星空観察をするためにも、ローウェル天文台はぜひ夜に訪れたいところです。屋外はキラキラしていて歩くだけで宇宙にいるような気持ちになります。
ギフトショップには犬猫好きにも嬉しいグッズがいっぱい!

ギフトショップは入場ゲートの手前にあり、誰でも入ることができます。基本的にあるのは宇宙イメージのグッズなので、メテオ・クレーターと少し似たようなギフトがある印象です。

これは猫に被せてみたいような、ちょっとかわいそうな・・・となる宇宙飛行士に変身できる猫用グッズ。猫と犬好きにたまらないグッズも多かったです。

TシャツにはSaturn(土星)を文字ったCaturn・・・。思わず買ってしまいました。

ローウェル天文台ならではのマグネットや、ステッカーもかわいい。

もちろん、犬好きをターゲットにしたグッズもあります。

ここでしか買えないわけではないかもしれないけど・・・、アインシュタイングッズもなかなかいい感じです。
私が買ったグッズはこちら
星好き・宇宙好きにおすすめ!なローウェル天文台

今回はローウェル天文台を訪問した思い出を振り返りました。私が印象的だったことは、天然の星空観察と、冥王星の名付け親が少女だったことです。
もっと学びたい方には天文学者から学べるイベントもおすすめです。星好き、宇宙好きの方はぜひ、ローウェル天文台で天文の不思議に触れてみてください。
余談ですが、天文台に行ったことで新たな疑問も生まれてきました。もし少女が「冥王星」と名付けなかったら・・・? 冥王星が占星術的に持つ意味は変わっていたのでしょうか。学びは続きます。

行ってよかった♪
近隣のスポットはこちらをご覧ください。
THANK YOU