2024年9月、アリゾナ州フラッグスタッフを旅行しました。今回の目的地は、自然の中を散策しながら歴史に触れられるウォルナット・キャニオンです。
ウォルナット・キャニオンは、アメリカの国定公園の一つ。シナグア族と呼ばれる先住民たちが崖に家を建て、コミュニティを築いていた場所として知られています。
いつかの、どなたかの参考になれば嬉しいです!
※詳しくは、公式サイト等をご確認ください(2024年8月現在の情報です)
目次がありますので、必要なところだけご覧ください
ウォルナットキャニオン 基本情報
Walnut Canyon Visitors Center
・住所:Unnamed Road, Flagstaff, AZ 86004
・営業時間:9時~17時まで
※アイランドトレイルは16時で終了。また、祝日は休みになることもあるので公式サイトをご確認ください。
この日の天気は晴れ、予想最高気温は27度。
気温はそこまで高くないですが、標高が高く太陽が近いのか日差しがかなり強く感じられました。帽子やサングラスは必須です。
混雑している駐車場
まずは駐車場へ入る前に料金所で、車両ごとに入場料を支払います。私たちは一台で行ったので、25ドルです。
Memo
・自家用車:25ドル
・徒歩の場合、1人:15ドル(16歳以上)
・オートバイ:20ドル
※詳細は公式サイト等をご確認ください
日曜日の午前中だったこともあり、駐車場はいっぱいでした。係の方が常に様子を見ていますが、停めてはいけないところに車があることも…。
私たちはラッキーなことに、目の前の車が出て行ったあとに停めることができました。
ビジターセンターで準備して出発!
ビジターセンターでお手洗いに行ってからトレイルをスタートさせました。トレイルにお手洗いはありません。
ペットボトルの水を持参するのがいいですが、もしなければ水飲み場もありますので、水を汲んでいくと◎
ビジターセンターには、ギフトショップや椅子に座って資料を見ることができるシアターもあります。体力に不安がある方はここで待つのが良さそうです。
アイランドトレイルへ探検に出かけよう
ウォルナット・キャニオンには、アイランド・トレイルと、リム・トレイルの2種類のトレイルがあります。
リムトレイルは30分ほどで回ることができ、リードをつけた犬の同伴も可能です。今回は、メインのアイランド・トレイルへ行きました。
1マイル(約1.6km)のアイランド・トレイルは、だいたい45分から1時間ほどで回ることができます。
スタート地点で、絶望の表情を浮かべる子どもとすれ違う
スタートするといきなり、手放しで降りるにはちょっと怖いようなやや急な階段を下りなければなりません。降りるということは、帰りはのぼるということ…。
スタートしてすぐ、トレイルを終えて戻ってきた小さい子どもとすれ違いましたが、絶望の表情を浮かべていました。
のぼりの階段がきつそう。不安なスタートです。
少し降りると階段があります。休憩しながらゆっくりと進むこともできます。
住居の見学は一方通行で進む
階段を下ると、メインのアイランドに到着。
ここからは一方通行で、先住民の住居を見ることができるコースへと進んでいきます。写真を撮りながら一周したら、約25分かかりました。
歴史を感じるシェルターが出現
まず最初に見えてきたのは、崖に対して開かれたように作られているシェルターです。
触ることは禁止されていませんが、実際に中に入ることができます。
文明が発達していないなかで、あるものでここまでのシェルターを自分は作ることはできるだろうか…などと思いながら進みます。中は日差しを防ぐことができて快適です。
さまざまな問題を解決してきたコミュニティ
所々に、解説のボードが立っています。興味深かったのは、problem solving(問題解決)のボードです。
考古学者の方の考察
- 家族構成によって、増築された跡がある
- 漆を塗って湿気を防いだり、明るさを出していた
- 壁が黒くなっているのは、火を使っていた証拠 など
丸見えスタイルなのかと思っていたのですが、イラストによると外壁があったみたいです。
細い道は気をつけて
トレイルを進むと、細くて天井が低くなっている道もありました。頭をぶつけないよう、気をつけて進みます。
時々「ウホホホホ…キーキーキー」という声が聞こえてきました。
動物…?!と、ほんの一瞬。声が響きやすいスポットがいくつもあるので、子どもが動物の声を真似していて楽しそうでした。
保管庫の役割をしていた部屋も
この部屋は住居ではなく、道具や、水、食べ物などの保管庫だったようです。
毎回谷から水を運ぶのは大変だろう…と、予想していたのですが、説明によると100日分は保存できていたとあって感動しました。
私たちでも、家には1週間分の水しか置いていません。
植物についても学べる
トレイルを歩いていると、さまざまな植物を見ることができます。多くの植物の横には名前とイラストつきの解説があります。
「なんか、かわいい」だけで終わらず、名前も覚えることができるのはいいですね。
想像通り帰りがキツイ…頑張って進もう
アイランドをぐるりと回って住居の見学が終わったら、来た道を戻ります。下りてきた階段を上らなければなりません。
住居を見ていた時はルンルンでしたが、階段を上るとなって急にエネルギー減少を感じました。水分補給をして、休憩しながら上ります。
アイランドトレイルで注意した方が良い2つのこと
1時間程度で回れるトレイルということもあり、気楽に行ける場所だと考えていました。実際に行ってみたら、ちょっとだけ厳しい面もあったのでメモしておきます。
注意事項①往復736段の階段
看板によると、アイランドトレイルは標高約2,042mから始まり、一番低いところとは56mの標高差があります。階段の段差は、往復736段あります。
階段の上り下りが苦手な方は、アイランドトレイルを進むことが難しいです。また、残念ながら車椅子の方も行くことができません。
注意事項②標高2,042mの高さ
先ほども書いたように、標高約2,042mから階段を降りて下っていきます。標高が高い場所に慣れていない方や、極端な高所恐怖症の方は辛いかもしれません。
私も若干の高所恐怖症ですが、守られている道を歩くことには問題ありませんでした。
おわりに
夫のおすすめでふらっときたウォルナット・キャニオン。名前の通り、崖一面にコミュニティが広がっていますが、保存されて展示されているのは一部分です。
アイランド・トレイルで、先住民の住居を間近で見ることができて感動しました。同時に、改めて…電気が通っていて、水道から水が出るような家に住んでいることに感謝しました。
天気と体調が万全の時に、ぜひ訪れてみてください。
お気をつけて行ってらっしゃい〜!
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