旅行の楽しみのひとつといえば「現地の食事を楽しむこと」ですが、私たち夫婦は普段アメリカ生活なこともあって、海外旅行先でも日本食を求めてしまいます。
イギリスでは疲れた日に丸亀製麺をウーバーイーツで頼んでみたり、
友人と行ったモナコでは、おしゃれなお店のお寿司を食べに行ったりしました。
また、「海外で日本人に出逢う喜び」というのもあります。遠く離れた地で頑張られている方を見ると、なんだか元気が湧いてきます。今回は2025年4月に行ったフランス旅で訪れた日本食のお店をご紹介します。
パリのカフェ・キツネで日本人マダム石井さんにお会いした話はこちら
※営業時間等の最新情報は、公式サイト等をご確認ください。祝日は変更になる場合があります。
Le Gentil / ル・ジャンティ

Le Gentil / ル・ジャンティ
・住所:26 Rue Surcouf, 75007 Paris, フランス
・営業時間:
▶︎月曜・火曜・木曜・金曜→12:00〜14:00・19:30〜21:30
▶︎水曜→12:00〜14:00
土曜と日曜はお休み
※夏季休業期間あり
日本人の方が経営しているランチが美味しいお店として、友人がGoogle Mapにピンを立ててくれていたお店が「Le Gentil」でした。残念ながら友人とは行けなかったのですが、最終日に夫とランチへ。
この日は予約で満席だったようです。公式サイトから簡単にできますので、事前予約がおすすめです。

ランチは3種類から選ぶことができます。スープ・料理・デザートの内容は日替わり。私たちは、前菜・メイン料理・デザート付きのランチをいただきました。バゲットも付いてきます。
ランチタイムは固定メニューをご提供しております。メニューは毎日変わります。
https://www.restaurantlegentil.com/
-ヴルーテ、メインコース、デザート 29ユーロ
-なめらかなスープとメインコース、またはメインコースとデザート 27ユーロ
-日替わりスペシャル 25ユーロ

公式サイトに今日のメニューが載っています♪
日替わりで内容が変わる♪絶品ランチをいただく

前菜は、とうもろこしの冷製スープです。卵もたっぷり使われていて濃厚でした。このスープ、いくらでも飲めてしまいそうです……。

メイン料理は、フランス語では「Suprême de poulet」。柔らかい鶏胸肉にピリっとマスタードのソースがかかっています。
鶏胸肉がおいしいのはもちろんですが、私は添えられているお野菜にも感動しました。特にブロッコリーがいい感じにサクサク。素揚げでしょうか?これならブロッコリーが苦手な方でもおいしく食べられそう。

この日のデザートは、イチゴのパンナコッタでした。もちろん、はい、おいしい。サイトを見ていたら今の季節はマンゴーのパンナコッタもあるようです。

気になるメニューがいっぱい…!
Memo:
・ランチ(スープ・メイン・デザート バゲット付)
29ユーロ

お料理はもちろん、店内もシンプルでかわいく、奥様の接客もあたたかくて素敵でした。日本語で話してくださったのが嬉しかったです。
またパリに行くことがあったら、ランチを食べに行きたいと思います。
OKOMUSU / オコムス

OKOMUSU / オコムス
・住所:11 Rue Charlot, 75003 Paris, フランス
・営業時間:
12:00~14:30・19:00~22:00
友人の行ってみたいお店の一つが「OKOMUSU」でした。オーナーの田淵寛子さんが、昔やっていたテレビ番組『セブンルール』で紹介されていたようです。

私も見たかった!
残念ながら、訪問時には田淵さんはいらっしゃらなかったのですが、スタッフの皆さんが明るく優しく、いい時間を過ごすことができました。
もちろんOKOMUSUも人気店ですので、公式サイトからの予約がおすすめです。この日はディナータイムに行きましたが、すぐに満席になっていました。

店内は、関西人にとっては懐かしい感じ!カウンターには鉄板があり、ちょうちんや机に置かれたヘラを見てなんだか心が落ち着きました。
関西で一緒に働いていたメンバーと!お好み焼きで乾杯

テーブル席だったので、お皿に乗ってお好み焼きが運ばれてきました。私は豚玉にチーズをトッピング。

田淵さんが「フランス人の味には変えてない」とおっしゃっていた通り、まさに大阪で食べた味!これは、もちろん褒め言葉です。フランスに住んでいながら、本物のお好み焼きを食べられるのですから。でも、このパリパリのチーズはOKOMUSUならでは。見た目も美しいです。

博多店もOPENされたそうです!!
Memo:
・豚玉+チーズ
16ユーロ
・焼きそば
16ユーロから
私と夫と友人で乾杯!いまは全員海外で暮らしていますが、実は、かつて関西で一緒に働いていたことがあります。懐かしい思い出話に花が咲きます。


パリで乾杯しているのが不思議…!
Laï-Laï Ken / 来々軒

Laï-Laï Ken / 来々軒
・住所:7 Rue Sainte-Anne, 75001 Paris, フランス
・営業時間:
▶︎月曜から金曜→12:00〜14:45・18:30〜22:30
▶︎土曜 ・日曜→12:00〜15:15・18:30〜22:30
夫が「ライライケンがある!」と言うので、行ってみることに。そもそも名前が違うのでただの私たちの勘違いですが、ラーメン屋の来来亭だと思って行ったところ、ここは「来々軒」でした。

お店は明るくて座席数も多く、入りやすいです。お店にはビジネスの集まりと思われるよう日本人の団体客もいました。

メニューは日本語で書かれています。調べてみたところ、日本企業である金太郎グループの一つのレストランのようです。

メニューに写真があるのが助かる!
「日本風にアレンジした中華料理」をいただく

ここは日本食レストランとして紹介されていますが、面白いのが、メインは中華料理です。アレンジが日本風だということです。
日本人は料理芸術への揺るぎない愛情を持ち、料理を自分たちの好みに合わせてアレンジすることを好みます。ライライケンでは、日本風にアレンジした幅広い中華料理を提供しています。
https://kintarogroup.com/lai-lai-ken/
アメリカで食べる中国料理はやっぱりアメリカ風。日本で食べる中国料理も日本風なのでしょう。私たちにとって、懐かしい中国料理でした。
Memo:
・枝豆
4.5ユーロ
・えびチリソース炒め
14.5ユーロ
・天津丼
15ユーロ
・海老かた焼きそば
16ユーロ
日本人と思われるスタッフの方が日本語で挨拶してくださったのですが、驚いたのは見た目が欧風の方も日本語で接客してくれたことです。私たちが日本人と分かり、「日本語で大丈夫ですよ!」と言ってくださり、なんだか嬉しかったです。
パリで日本食・日本人に出逢う旅を

オペラ通りの近く、サン=タンヌ通りやテレーズ通りには来々軒をはじめアジア料理のお店が多く並んでいます。アジア食材が買えるKマートもあるので、長期滞在する方はこの辺りを訪れるのがいいかもしれません。
海外旅行先ではもちろん現地の食事も楽しみですが、初めての場所で日本食や日本語、そして日本人の方と出会えることも楽しみです。
パリで頑張っている日本人の方を思いながら、私もアメリカ生活を楽しんでいきたいと思います。

パリで日本食を楽しむ旅、おすすめです。
THANK YOU