前回の記事では、免許取得のきっかけや試験予約までの流れについてお話しました。また、私が初めてアメリカで運転したときの体験談も書いていますので、ぜひこちらもご覧ください。
今回の②では、アリゾナ州での運転免許の筆記試験と、私が実際に取り組んだ勉強方法についてご紹介します。

参考になるところがあれば嬉しいです。
※試験内容は、州や施設によって異なります。予めご了承ください。
目次がありますので、必要なところだけご覧ください
筆記試験について
試験に合格するには80パーセント以上の得点が必要です。
普通運転免許の筆記試験は、30 問の選択式問題で構成されています。タッチ スクリーンを使用してコンピューター ワークステーションで試験を受けます (音声アシストあり)。問題は アリゾナ州運転免許マニュアルから出題されます。試験を受ける前にマニュアルをよくお読みください。
https://azdot.gov/mvd/services/driver-services/tests-manuals-and-driving-schools/practice-tests
私が受験したThird Party MVDでは、紙での受験でした。
ラミネートされた問題と解答用紙に分かれていました。写真もカラーで見やすかったです。
これだけやっておけばOK!な「模擬試験」が用意されている

筆記試験の勉強を始めるにあたり、夫が「これをやっておけば合格できる!」とおすすめしてくれたのがこちらです↓
アリゾナ州MVDの公式サイトには、模擬試験(サンプルテスト)が3種類用意されています!
もちろん、マニュアルを一通り読んで内容を把握することも大切。ただ、筆記試験合格に焦点を当てると、まずはこの模擬試験の問題を完璧に解けるようにするのがポイントとのこと。
問題の全ては「マニュアル」から出題される!

先ほども書きましたが、問題はアリゾナ州運転免許マニュアルから出題されます。
日本語訳されたマニュアルをコピーしたものを手元に置き、パソコンでは原本を開きながら勉強を進めました。
※アリゾナ州MVD公式サイトで、最新版のマニュアルをご確認ください。
後日談:受験してみて分かったこと、試験へのモチベーション

当日の筆記試験の流れは、別の記事に書く予定です。
私が実際に受けた筆記試験の問題はすべて、模擬試験#1〜3から出題されていました。テストは何種類か用意されているようです。
「簡単」だと話には聞いていたのですが、試験を受けてみて改めて模擬試験の答えを覚えさえすれば、「合格は」できる試験だと感じました。
ただ、私は英語が苦手で、運転も怖い・・・。せっかくなら内容を理解しながら、試験勉強を進めようという意気込みで進めました。
時間はかかりましたが、路上試験にも活かされたので後悔はしていません。
とりあえず模擬試験をやってみて分かったこと「圧倒的英語力不足」
「とりあえずやってみるか」と、模擬試験を始めてみたものの、見たことがない単語があるのはもちろん、見たことがある単語にも立ち止まってしまいました。
え、「travel」って旅行?
「vehicle」ってトゥクトゥクみたいな細い車じゃなかったっけ…
※「direction of travel」で進行方向、vehicleは車の意味
お恥ずかしながら、このレベルでスタートです。勉強する前に、まずは単語や用語を調べることにしました。
簡単にまとめている記事がこちらです。
試験勉強:私がやったこと6ステップ

90年代(!)に買ったスピードのノートを使う時がきました・・・!
ここからは私が実際に取り組んだ勉強方法を6つのステップに分けてご紹介します。
他の資格試験を受ける際も、今回ご紹介する勉強方法で進めることが多いです。
①模擬試験をとりあえずやってみて、答えを確認する

ちなみに…「言語を選択」(黄色の枠)を押すと日本語で表示できます。とりあえず意味を確認するのに便利です。
- 最初はほぼ意味が分からなくても、模擬試験の問題を適当に解き進める。
- 最後まで終わったら「Check Your Answers」(画像赤枠)を押して、答えを確認する。
※正しい答えをメモしておくと何度も確認せずに済む。
②模擬試験の問題文、選択肢をノートに書き出し理解する
まずは問題文の意味が分からなくて、止まってしまった私・・・。翻訳機能で確認するだけでも十分かもしれませんが、私は英語の勉強を兼ねて、意味を理解してみることにしました。
- ノートに、問題文とその選択肢を全て書き出す
- 単語の意味を調べながら、文章全体を理解し、ノートに日本語訳を書いていく
手を動かして、文字を書く方が覚えやすい気がします。
③答えに納得がいかない場合は、マニュアルを確認する
問題を進めていくと、なぜ、そうなるのか?理由が分からない問題が出てきます。
例えば、「なぜ、霧の場合は(ハイビームではなく)ロービームをつけるのか?」と言う疑問が出てきたとします。
そのときはマニュアルで、理由を確認します。43ページに答えがありました。
https://apps.azdot.gov/files/mvd/mvd-forms-lib/99-0117.pdf
霧は光を反射し、自分のヘッドライトが目に映り込む可能性があります。霧の中で運転するときは、ロービームのみを使用し、道端の標識を確認してください。

常識かもしれないけど…
いちいちマニュアルを調べるのは手間ではありますが、自分で調べて納得したことは記憶に残りやすいです。
④覚えづらい「数字」系の問題はカードにする

mph、feet、%など…数字を答える問題も多いです。日本と単位も違うし、選択肢は似たような数字ばかりなので覚えるのが大変です。

数字系の問題は、カードの片面に問題、裏面に答えを書き、暇があったら答えを確認するようにしていました。
数字系は選択肢がなくても答えられるようにしておくと安心です。
⑤テスト1週間前、模擬試験を毎日受ける
試験1週間前からは、毎日1回はサイトを開き、全問正解するまで模擬試験に挑戦します。何度もやっていると、さすがに答えを覚えます。
ただ、逆に問題に慣れてくると、読み間違いや押し間違いで不正解になることもあるので注意が必要です。

うっかりミスは避けたい!
⑥試験直前に目を通したい箇所をノートにまとめておく

運転免許の試験に限らず、試験直前に「あれ、なんだっけ・・・!」と、ド忘れして不安になることはないでしょうか。
私は一目で確認できるように自分が苦手なポイントをノートにまとめて、試験前にちらっと見られるようにしておきました。
実際、試験を受けるまでに5分ほど待ち時間があったので、ノートを眺めていました!
おわりに
今回の記事では、アリゾナ州運転免許の筆記試験と、その勉強法について振り返りました。
もし今、試験を控えている方がいらっしゃれば、心から応援していますとお伝えしたいです。アリゾナ州でも試験会場によって異なるかもしれませんが、まずは模擬試験の問題がしっかり解けるようになれば安心だと思います。
次回の記事では、筆記試験でよく出てくる用語や単位についてまとめています。よろしかったらそちらもあわせてご覧ください。

勉強、お疲れ様です!
THANK YOU